大人の歯列矯正

大人の歯は、残念ながら子どもとは異なり成長発育がないので、『初期矯正治療』 
できません。

参考:『子どもの歯列矯正』

※『初期矯正治療』
乳歯が残っている間に行う土台作りや混合歯列期の治療のこと

 

土台の骨のバランスを整えられない・ガタガタになっている歯を綺麗に並べるスペースがないような場合は、永久歯を抜いてスペースを確保することが多くなります。

 

 

矯正する歯のいろいろ

  • 上顎前突
  • 叢生
  • 下顎前突
  • 開咬

 

 

 

矯正装置

  • メタル
  • クリアー
  • リンガル(内側)
  • マウスピース装置(ワイヤー無し)
      —  基本的に、食事やブラッシングの時以外は、できるだけ長時間装着

      —  全ての治療に適用とは限らない
  • 極小インプラント(スクリュータイプ)・・・18歳以上の大人
      —  骨に固定源を求めて矯正

      —  主に寝る時など1日12時間以上身につけるヘッドギアなどの固定装置も
          使用しなくても良いという利点がある
      —  一定の力を24時間確実にかけることができるので歯の移動もスムーズ
      —  治療期間が短い
      —  装置が簡素

 

 

 

治療の流れ・・・段階を踏んで2~3年ほどかけて、ゆっくり治療を進めていきます

  1. 初診相談
    —  アンケート・カウンセリング・視診・概要説明
  2. 精密検査
    —  歯や口の写真・レントゲン・歯列模型など必要な資料をとります
  3. 矯正診断
    —  噛み合せ診断、治療計画、治療の方法・期間・費用などの説明
  4. 虫歯・歯周病の治療
  5. 治療開始(動的治療→保定治療)
    —  動的治療:治療計画に従って様々な装置を使用し、歯を動かしていきます

       通常、1ヶ月に1~2回の通院
    —  保定治療:動かした歯が後戻りしないように保定装置を使います 
       通常、2~6ヶ月に1回の通院
  6. 定期健診
    —  噛み合せなどの検査

 

 

費用について → 『矯正関係料金』 
※治療期間が長いので、患者さまに応じた分割払いができます。医療控除も受けられます。

症例写真 → 『矯正症例1.2.3』
悪い歯並びのままでいると、見た目だけでなく、噛むときに歯への負担がかかってしまったり、顎の関節や骨や筋肉にもダメージを与えてしまいます。発音や発声の悪影響・体のゆがみ・腰痛・肩こりなど、様々な病気の原因になる可能性が高くなります。何よりも、ガタガタの歯並びは、ブラッシングをしにくいため、虫歯の原因になります。

 

 

 

注意事項

  • 治療中は特に丁寧に歯みがきをしなければ、虫歯や歯周病になる可能性があります。もし、治療途中で虫歯になってしまった場合は矯正治療を中断して虫歯治療を優先します。 
  • 装置装着時や、歯が動き始めた頃、多少の不快感や軽度の痛みを伴う場合があります。通常2~3日、長くても1週間程度で軽くなり慣れてきますが、どうしても痛くて我慢できない場合には鎮痛剤を飲んでいただいても結構です。酷い痛みが続く場合には、ご相談ください。
  • 差し歯やブリッジがあっても、健康な歯根であれば大丈夫です。治療前にチェックします。
  • 矯正治療前に妊娠が分かった場合には、ご出産後に治療を始めることをお勧めします。治療中に妊娠が分かった場合には、臨月までは通常の治療をし、出産後落ち着いてからの再開になります。悪阻などで治療が困難になった場合には、一時中断する場合もあります。
  • 矯正治療中に歯の根が吸収して短くなったり、顎の関節に症状が出てくることがあります。矯正力を加えた場合の生体反応は誠に予想し難いこととお含みおき下さい。
  • 患者さまによって、ご自分で取り外しができる装置や、朝晩にご協力いただく装置を用いる場合もあります。その場合、ご本人のご意思が大切となってきます。指示通りのご使用・ご協力をお願いいたします。

 

資料 : 『大人の歯列矯正』 株式会社フロンティア

 

 

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