院内ラボ/義歯・インプラント

歯周病やむし歯、外傷等で歯を失ってしまった場合の治療方法として、3つの選択肢があります。

 

入歯
部分入歯・総義歯といわれるもので、歯茎の上に乗せて使うものです。ご自分で出し入れ可能で、ご自分でのお手入れが必要です。間接的に歯茎で噛むので、噛む力が減少でしてしまいます。
治療期間・・・1~2週間(アタッチメント義歯を除く)
保険適応・・・可(金属床義歯・アタッチメント義歯・磁石義歯等は適応外)

 

ブリッジ
失った歯の両側の歯をつないで(橋渡しの原理で)歯を入れます。
固定して使用するため、入歯のようなお手入れは不要です。
ブリッジを支える両側の歯に負担がかかります。
治療期間・・・1~3週間
保険適応・・・可(金合金・セラミックは適応外)

 

インプラント
抜歯したところの顎の骨に人工の根を埋め、その上に歯を作ります。
完成した歯は、本物のご自分の歯と同じように顎の骨で支えられ、
ブリッジのように周りの歯に負担をかけるということはありません。
治療期間・・・4ヶ月~1年
保険適応・・・不可

◎インプラントに関しましては、コチラをお読み下さい。【インプラント詳細】

 

※ 治療方法の比較

■ブリッジとインプラントの比較 
■部分入歯とインプラントの比較
■総入歯とインプラントの比較

 

 ※ いろいろな人工歯

■保険の白い歯:硬質レジン  ■ハイブリッドセラミックス
■メタルセラミックス        ■オールセラミックス

 

※ いろいろな入歯

お口の中のご相談は沼津KLTメモリアル歯科へ/いろいろな義歯

■クラスプ

保険で作ることができる部分入歯です。
欠損部分の近くの歯に針金を引っ掛け
入歯が外れないようにしたものです。

ほとんどの症例に適応しますが、
隣接している歯がむし歯になりやすかったり
バネで支えているので、隣接している歯に
無理な負荷がかかってしまい、健康な歯までも
グラグラになってしまうことがあります。圧迫感等の違和感があり、慣れるまでに時間がかかります。

 

■延長ブリッジ

奥歯(7番)が欠損した場合は『延長ブリッジ』というもので治療することができます。普通のブリッジでは、ダミーとなる歯の両隣の歯が支台歯となりますが、この場合には5番・6番が支台歯となります。

支台歯には大きな負担がかかりますので、5番・6番の状態によっては適用不可になる場合もあります。

 

■マグネット(磁石義歯)

健康な歯はもちろんですが、治療してある歯や、歯根しか残っていない場合でも、適応できる治療方法です。総入れ歯と異なるところは、プレートを使用せず(口蓋を覆わずに)、違和感も少ないというところでしょうか。又、カチッ☆と固定されるので安定感があります。

マグネットは、携帯電話等から出る磁場とは異なる磁場を使用しています。
この磁場は、血行促進や骨芽細胞の活性化等が報告されています。

しかしながら、頭頸部のMRI検査を受けた際には、画像が乱れる恐れがあります。
磁石は入歯側に取り付けられており、磁石の相手となる金属(キーパー)が支台(患者さまのお口側)についています。
検査の際には、磁石の吸引力低下を防止するためにも入歯を外します。
病院へかかる際には、マグネットを装着していることを伝えて下さい。

お手入れ方法は、入歯を入れたままブラッシングするのではなく、必ず外してお手入れしていただきたいと思います。入歯洗浄剤などのご使用もお勧めします。又、マグネット部分や支台歯部分は、軟らかめの歯ブラシでのブラッシング・綿棒の併用等が良いでしょう。 
お手入れ方法につきましては、一度、歯科医院にて指導してもらうと良いと思います。
3ヶ月、又は、6ヵ月ごとの定期健診も忘れずに・・・・・。