2013年1月23日、医学博士であります佐藤芳伸先生をお招きして第69回デンタルサークルを開催しました。
佐藤先生には、これまで「脳を育てる教育・子育てを」「自分の脳をよりよく育てませんか?」「脳の栄養に目を向けて」「脳の秘めたる底力」「東日本大震災9か月の現地支援活動を通して」「18弁オルゴールの秘めたる底力~東日本大震災支援活動を通して得たもの~」という数々のお話をデンタルサークルにてして頂きました。
今回は、「脳を若くしませんか?」というお話をして頂きました。
その中で、「胎児の反応調査」「0~18歳の子どもたち脳の働きの調査」から沢山の驚くようなお話がありました。
赤ちゃんがお腹の中にいる時のお話から始まりました。
お腹の中にいる赤ちゃんに話しかける回数が多いお母さんで、1日に24回くらいというデータがあり、お母さんが笑うとお腹の中の赤ちゃんも笑い、夫婦喧嘩をすると赤ちゃんは体をギュッと縮めて緊張したような格好になるそうです。出生後11か月の時に、脳の神経細胞の数が最大になり、1歳頃から少しずつ神経細胞が死んで減少していきます。 その際の減少の仕方ですが、夫婦喧嘩など喜怒哀楽の『怒』が多いほど、減少が早まっていくそうです。又、声掛けを多く受けたお子さんのおでこは大きく張り出しているそうです。
4~6歳の脳の調査では、教えられたことをどんどん吸収していく非常に大切な時期だということが解りました。
例えば、トイレのやり方等の生活習慣は、この時期に覚えたものが大人になってからも続いていく・影響していくことになる・・・といったものです。ちょうど幼稚園・保育園に通っている時期でしょうか。この年齢の時には周りの大人たちは面倒がらずに、手をかけ、声をかけ、大切に育てていきたいですね。
7~10歳は、物事を順序立てて考えることができるようになるか否かが決まる頃と言われています。
11~14歳は、パソコン・ゲーム・携帯電話に興味を持ち、使うことも多くなってくる頃ですが、これ等のものは電磁波の影響で、精神状態が悪化していったり、携帯電話の使用のし過ぎでは耳に電磁波が直接当たるので脳がスカスカになってしまい認知症にもつながっていくので、周りにいる大人が注意をしていかなければいけません。忙しいからとついついパソコンやゲーム等に子どもの世話をさせてしまうことが、子どもの大切な将来に影響してしまいます。
近年、認知症は『直る病気』 『生活習慣病』 と位置づけられるようになりました。 生活の状態がとても大切だと言われています。
【重要】 最後に、脳への取り組みについて大切なことを書いておきましょう。
- 繰り返し取り組むこと(同じ刺激を脳に送り続ける)
- 正しいことに取り組むこと
- 誉めること・誉められること(やる気ホルモン・長続きさせること)
- できるように小さなステップで!(脳を疲れさせない・長続きさせること)
- 早寝・早起き・規則正しい生活(自律神経・ホルモン・体液を良い方向に・・)
- 一生懸命取り組む・諦めない・熱意
- 創意工夫すること
- 子どもの能力を信じる・自分を信じる
- 意識して取り組む
- 具体的で分かりやすい目標を持つ(着実に前に進むこと)
- 音楽の持つ力を利用する
- 記録・書く・メモを残す(取り組みを正しく評価する・見直しの資料・指針)
- 頭で考えるより、まず実戦!!!
- 自然体で。力を抜こう!
- 「現状をなんとかしなくては!」逃げたい気持ち・すがる想い
- 自分の居場所がある・居場所を見つけた
- 自分の良い部分を意識する(プラス思考)
- 規則・決まり・ルールを守ること