Q 顎の骨の病気には、 どんなものがあるのでしょうか?
たくさんあるのでしょうか? 以前、「顎骨嚢胞」になりました。

 

Dr-nakatani.JPGA 顎(口腔内)の病気というのは、 大きいものから、小さいもの のう胞から腫瘍まで多様に存在します。
たとえば、小さいものでいったら、根っこの治療をしていて、 なかなか良くならないというのは、根っこの先が膿んでるからです。 それが大きくなれば、歯根のう胞と呼ばれるものになります。それ以外にも、多くの のう胞 と呼ばれるものがあり、原因もさまざまです。
顎に出来るものもあれば、口唇、舌、口腔のいたるところにできます。
歯根のう胞、ろ胞性歯のう胞、球状上顎のう胞、鼻口蓋管のう胞、鼻歯槽のう胞、歯肉のう胞、粘液のう胞、ガマ腫、脈瘤性骨のう胞、単純性骨のう胞、類皮のう胞、類表皮のう胞、甲状舌管のう胞、リンパ上皮腫のう胞、鰓原のう胞、術後性上顎のう胞 ・・・・などがありますが、腫瘍は「のう胞」とは全く別物です。
増殖能や再発は、圧倒的に腫瘍の方が多いです。
又、腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
悪性腫瘍とは癌や肉腫のことです。

■癌
舌ガン、歯肉ガン、口底ガン、頬粘膜ガン、口唇ガン、上顎洞ガン、 顎骨中心性ガン、
口峡ガン、口蓋ガン、耳下腺ガン、唾液腺ガン、扁平上皮ガン、 基底細胞ガン、
疣贅(ゆうぜい)ガン、腺ガン、粘表皮ガン、腺様のう胞ガン、
悪性多形線種、未分化ガン、エナメル上皮ガン、奇形ガン

■肉腫
骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性線維性組織球腫、線維肉腫、
脂肪肉腫、悪性血管内皮腫、悪性血管周皮腫、悪性リンパ管内皮腫、
筋肉腫、 悪性神経鞘腫、神経芽細胞腫、カポジ肉腫、悪性黒色腫、悪性リンパ腫、
白血病、多発性骨髄腫

■良性腫瘍
エナメル上皮腫、歯原性石灰化腫瘍、セメント質腫、乳頭腫、線維腫、脂肪腫、
血管腫、リンパ管腫、筋腫、骨腫、軟骨腫、化骨性線維腫、多形性腫瘍、粘液腫、
顆粒細胞腫、母斑、奇形腫、神経鞘(しょう)腫、神経線維腫、腫瘍性エプーリス、
歯牙腫、角化のう胞性歯原性腫瘍(歯原性角化のう胞)、
石灰化のう胞性歯原性腫瘍(石灰化歯原性のう胞)、
象牙質形成性幻影細胞腫(石灰化歯原性のう胞)

これだけ 色々種類があり、その病気によって、手術内容を決めます。
口腔外科ではこのような患者さんの治療を行っているのです。
抜歯から悪性腫瘍まで多岐にわたります。
病気によっては、顎や、舌などを切り取らなければなりません。

(中谷)