日本人は 「カルシウム摂取」 の方法というと カルシウム剤の使用が多いように思えます。
実は、これには落とし穴があります。
一般的に、カルシウム剤は内服量が多く、腹部残留量も多いことから 腹部の不快感や食欲減退、そして便秘の悪化といった 副作用が見られることがあります。
カルシウム剤により、 尿路結石ができる・動脈に石灰化ができる・ 骨関節の変性と石灰化などという 危惧も持たれていますが、 こちらは、腎結石の一部を除けば因果関係は明らかにされていません。
活性型ビタミンDとの併用をしなければ カルシウム量1500mg投与しても尿路結石の恐れはないとされています。 このような石灰化は、過剰摂取というよりも 不足による副甲状腺ホルモンの骨吸収促進作用に起因するものと考えられます。
しかし、医師から処方されているのに、自己判断により それに加えて市販のカルシウム剤を服用したりすると 高カルシウム血症を起こすことがあります。 病院で問診表を書く際には、必ず その旨を書きましょう。
では、どのようにしてカルシウムを吸収するのが良いのでしょうか。 動物実験結果から、カルシウム摂取が多いと、 大腸癌や胃癌の発生も抑制されると言われており 死亡率も低くなるという統計が出ています。
日頃から、できるだけ カルシウム剤ではなく、 食物から多くのカルシウムを摂取することをお勧めいたします。 カルシウム吸収には、健康状態や、情緒の状態、 身体の活動状態も関係します。 病気をすると吸収率は減少し、 吸収率は加齢に伴い減少していきます。
(女性は45歳~。男性は60歳~。)
精神的な不安や緊張、ストレスなども吸収の減少につながっていくと言われています。
まず・・・吸収を促すと言われているものが、哺乳類のミルクの中に存在する乳糖です。 その他にもカルシウムが豊富な食品があります。
その中の一部ですが、特に豊富な食品を挙げてみます。
牛乳・フルーツ乳飲料・加糖練乳・
乳酸菌飲料・乳酸菌乳製品
脱脂粉乳(国産・輸入)・チーズ・
ヨーグルト・生クリーム
くさや・いわし(丸干し・煮干)・田作り・干しきびなご わかさぎ・桜海老
塩えんどう豆・凍豆腐・ずいき(干し)・昆布(佃煮)・ひじき・焼き海苔 ワカメ
ケシの実・胡麻 オールスパイス・クローブ・山椒・シナモン・黒胡椒・タイム
灰汁を抜いた緑黄色野菜
以上です。
そのカルシウムの吸収を助けてくれるものが、こちらです。
- ビタミンDの摂取
- 日光に当たること
- 適度な運動
- 心身 健康でいること
「適度な運動」は、どれだけ継続できるかが大切です。
特に、 体重を利用した運動 が良いとされています。
例を挙げると・・・ ダンベル・踏み台昇降(階段上り)・ウォーキング・ジョギング等です。
自分自身の気持ちに負担を与えることなく 楽しみながら行うことが理想でしょう。
