インプラント治療は安心・信頼の当院へ。院長:歯学博士/静岡県インプラント研究会元会長/ICOI指導医・入会審査員/鶴見大学臨床研修施設長

男性よりも女性に多く見られる・・又は、女性特有の、歯肉炎について

お話したいと思います。

 

【 思春期性歯肉炎 】

 

12歳頃~20代女性に多く見られる歯肉炎です。

20代の場合は、既婚女性よりも未婚女性に多いとされています。

これは、卵巣ホルモンが関係していると言われ、

独り暮らしなどに多くありがちな不規則な食生活を含めた生活を正し、

野菜を多く含んだ栄養バランスのとれた食事を心がけること、

そして、思春期は精神的に不安定になり易いですが、

あまり神経質にならないことを心がけます。

もちろん、毎日の食後の歯磨きを怠らず、口腔内を清潔にしておくことが大切です。

 

 

【 月経性歯肉炎 】

 

これは、言うまでも無く 女性特有の歯肉炎です。

月経前になると、歯茎が腫れる・ムズムズと痒くなる・歯がグラグラしてくる・歯痛・・・

などの症状が現れます。

 

原因は、黄体ホルモンなどのバランスが崩れることや、

女性ホルモンの増加によって、毛細血管に影響が出やすくなること、

炎症反応に過敏になること・・などがあると考えられます。

月経が終わる頃になってくると、症状も少しずつ消えていきます。

 

【 妊娠性歯肉炎 】 

 

妊娠すると、女性の体には 悪阻だけではなく、他にも様々な変化が現れます。

女性ホルモンのバランスが変化し、口の中にも炎症などが起き易くなっていきます。

通常でも 歯磨きを丁寧にしないと、歯垢や歯石によって炎症が起きますが

妊娠することによって、普段であれば何でもない ちょっとしたことでも、

その ちょっとしたことが悪化する原因になってしまうのです。

 

悪阻では、吐き気(嘔吐)があったり、匂いに対して過敏になったり、

歯磨きの際には、歯ブラシを口の中に入れることさえ辛くなったりします。

 

こんな時には、水や麦茶などの糖分のない飲料水をできるだけ摂取したり、

食後は必ずブクブクうがいをするなど、口腔内の清潔を心がけてみましょう。

 

妊娠性歯肉炎は、悪阻の始まる妊娠9週~12週で多く見られるようになり、

お腹が急速に大きくなってくる30~32週頃 最も悪化し、

その後は少しずつ快復傾向に向かうとされています。

 

又、妊娠すると、口の中は酸性に傾きます。

酸性に傾く・・・ということは、むし歯が進行しやすくなるということです。

参考 : 「妊娠と虫歯」

 

 

【 更年期性歯肉炎 】

 

早い方では40歳頃から・・・

55歳くらいの女性に多く見られる歯肉炎です。

女性にとっては大きく体が変化を起こし、

体調を崩して、苦痛やストレスを感じやすい更年期です。

 

通常の歯磨きでも歯肉の上皮が剥がれやすく、出血しやすくなります。

熱々の食べ物を口にしたり、通常の歯磨きだけでも

刺激に弱く過敏になっているので、食事や歯磨きでさえもストレスになってしまうこともあるでしょう。

 

妊娠性歯肉炎と同様、うがいを頻繁に行ったり、豚毛などの柔らかい歯ブラシを使用したりして

口腔内の清潔を心がけるようにして下さい。

歯科医にもお気軽にご相談くださいね。