アンチエイジングとは『抗老化医学』のことをいいます。
老化というのは、時間の経過と共にシワやシミ、動脈硬化、骨粗しょう症、認知症など年を取ることで起きやすくなる機能低下の症状のことです。

加齢はどうしても避けることはできませんが、この機能低下の症状を起こしにくくする・遅らせる・逆行させる医学の総称を
『アンチエイジング』(Antiageing)といいます。

老化を促進させるものは様々です。

免疫力の低下・ホルモンレベルの低下・細胞組織の低下・遺伝子の異変
強い酸化作用のあるフリーラジカルによる酸化ストレスなどがそれです。

老化は何を基準に決めるのか?それは・・・・

ホルモン年齢
骨年齢
筋肉年齢
神経年齢
血管年齢

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・です。

これを医療の各科に分けると、このようになります。

■ 歯科
  歯周炎・歯の消失・口腔乾燥症・口腔味覚障害

■ 耳鼻科
  高齢性難聴

■眼科
  老眼・白内障・加齢性黄斑変性

■美容外科
  しわ・たるみ

■皮膚科
  光老化・老人性皮膚炎

■産婦人科
  更年期障害・高齢出産・ホルモン

■整形外科
  筋肉減退・骨粗しょう症・変形性関節炎

■脳神経科
  脳血流障害・アルツハイマー病・ストレス

■内科
  代謝・循環器・内分泌・消化器・呼吸器

 

歯科では、以前からよくお話していますように 『よく噛むこと』 が重要となります。

※参考:『よく噛むということ』

よく噛むことで、唾液が出て細菌や発癌性物質を抑え、認知症・寝たきりを防ぎ、これが消化を助け健康につながります。
すると、またよく噛むことができ、唾液を出すことができるというように良い循環を生みます。そして、更にそのことが若々しい口元を作っていく訳です。

 

< 認知症・寝たきりを防ぐことができる >

よく噛むことで、咬筋が活発になり血流が良くなり、脳への血流も増加します。
すると、脳への酸素も増加し、脳が活性化され、これが、認知症や寝たきりを防止してくれます。

統計でも、入れ歯が合わない方の認知症の割合は非常に高くなっています。

唾液は抗菌作用のあるヒスタチンやパリクルを形成するムチン、酵素性抗菌因子であるペルオキシダーゼ等のタンパク質を含んでいます。

ペルキシダーゼに関しましては、同志社大学西岡一教授が、魚の焦げやピーナッツに付くカビ毒、防腐剤、煙草のヤニなどの発癌性物質の毒を消す効果がハッキリとあったことを研究で証明したそうです。

又、パロチンはアンチエイジングには非常に重要な役割を持っています。
東京大学緒方教授の研究により、上皮成長因子や神経成長因子であり、若々しい細胞を保つ上で非常に重要な働きをしていることが明らかになりました。パロチンは、耳下腺からの分泌が多いサラサラした唾液で、噛めば噛むほど唾液と一緒に出てきます。これは、サプリとしてロイヤルゼリーの中にも含まれているそうです。

そして、意外にも(?)食いしばりや歯軋りは、ストレスを発散するための行為であるといわれています。
食事の際によく噛んで副交感神経を優位にして心身の緊張をほぐして、ストレス発散すれば、食いしばりや歯軋りはなくなります。

 

人が噛む力がどれくらいかご存知でしょうか?

健康な歯で、40~50kgくらい。インプラントでも同じくらいです。
総入れ歯で、10~15kgくらい。
部分義歯で、健全な歯の40%ほどになります。

総入れ歯の場合は、歯根がないためこの力を支えきれずに歯肉に負担がかかり、痛みを感じやすくなります。すると、上手く食事ができなくなり、栄養不足になっていきます。すると、老化も早まってしまいます。

 

いつまでも若々しくいるためには、
よく噛んで、唾液を分泌し、しっかり消化することです。

そして、いつまでも健康な歯を維持していくことです。
失ってしまった歯は戻ってこないので、
義歯やインプラント等でお口の中の状態を補ってみると
良いのではないかと思われます。

※ 参考 : 義歯について、お悩みの方へ・・・いろいろな義歯