インプラント治療は安心・信頼の当院へ。院長:歯学博士/静岡県インプラント研究会元会長/ICOI指導医・入会審査員/鶴見大学臨床研修施設長

参考資料: 『抗がん剤治療を受ける患者さんの口腔ケア』 
監修:静岡県立がんセンター より

 

byoin3.gif抗癌剤治療を始めると、体に副作用の症状が出てきます。
そして、その幾つかは お口の中にも現れてきます。
抗癌剤治療は、癌細胞を殺すために とても強いお薬を使いますので 癌細胞を殺しますが、同時に 白血球も減ってしまい、 その結果、ばい菌などの異物の侵入を防御する仕組み(免疫力)を弱めてしまい、 ばい菌が増え、感染しやすくなることがあります。
すると、普段はなんでもないお口の中のばい菌が感染を引き起こし お口の中にトラブルを起こしてしまうのです。
※白血球の数は、2~3週間すると元に戻ります。
お口の中にトラブルを起こしやすい抗癌剤の種類は決まっていますので 主治医には、『自分が受ける抗癌剤の種類はお口の中にトラブルを起こしやすいものか』 尋ねておきましょう。
もし、トラブルを引き起こしやすい種類のものであれば、治療開始前に あらかじめ主治医を通して、病院や歯科医院で診てもらうと安心です。
しかし、「お口の中にトラブルを起こしやすい種類でなかった」といって 安心してはいけません。
抗癌剤治療は、幾度か継続して行い何ヶ月もかかるのが一般的ですので、 知らず知らず 体力が落ちています。 今まで何でもなかった歯や歯肉が痛み出す場合もあります。 又、治療を始める段階で、お口の中の衛生状態が悪い人に  トラブルが起きやすいといわれています。 「トラブルを起こしやすい種類でない」場合にも、備えとして、歯科を受診して  お口の中のトラブルを事前に予防しましょう。
そうすることで、症状が出た時にも 軽減することができますし、 抗癌剤の効果を最大限に引き出すことができるのです。

お口の中に起きる副作用ですが、 下記のようなものがあります。
※ 抗癌剤の種類や投与量、患者さまの体質など、個人差によって 起こり方は様々です。


 

  • 口内炎
  • 感染を起こす 口や歯肉が痛む
  • 舌がヒリヒリ痛む 粘膜の表面がはがれる・腫れる
  • 口の中が乾燥する(飲み込むのが辛くなる)
  • 味覚が変わったり、感じなくなったりする

これらのトラブルは、抗癌剤治療開始から5~7日で現れ、7~10日ほどで徐々におさまってきますが、抗癌剤治療が間隔をおいて 幾度か行われる場合には、トラブルも繰り返し起こるので注意が必要となります。

歯科への受診ですが、 抗癌剤治療が始まる2週間前までに受診できるといいでしょう。 すでに抗癌剤治療が始まっている場合は、できるだけ早く受診しましょう。